宮内優里インタビュー | KINO 東京の木とやまのおはなし

KINO MOVIE

日頃から、好んで聴いていた宮内優里さんの音楽。
曲づくりをお願いするなんて、発想ももっていなかったある日、
ひょんなことをきっかけに、思い切って制作依頼をすることに…!

制作が完了した今、制作をお願いするに至る経緯から、
実際に作ってくださった感想まで、宮内優里さんご本人にインタビューさせていただきました。

松本・秋本まず今回、KINOのアニメーション用の曲づくりをしてくださって、
本当にありがとうございました!

宮内こちらこそありがとうございました。
それにしても、このKINO部屋、木の香りがすごいですね〜

松本おー、ありがとうございます。
そうなんです。皆さんから同様の感想をいただきます。
でも、わたしたちはすっかりマヒしてしまっていますけどね。(笑)

秋本いやー、それにしても、こうして優里さんに楽曲制作をお願いできたこと、
改めて噛み締めても、とても嬉しいです。

宮内そんなそんな(笑)

秋本もともと、優里さんに曲づくりをお願いするなんて発想は持ってませんでした。
そんな中、某百貨店のテレビCMで優里さんの曲がながれてきて…
これ、この百貨店が優里さんにお願いしてるんだ!って。

秋本あれ、じゃあ、ぼくたちもお願いすることができるのかも…という単純な考えで(笑)

宮内そうだったんですね(笑)
全然やりますよー。むしろ知らないところからの依頼は嬉しいです。
こうやって自分の制作以外の曲づくりをする中で、また新たな挑戦をしたり、
思いも寄らぬ発見があることも多いので
こうやって依頼されて制作するのは自分の成長にもなります。

いつも通りの自分の制作をやらせてもらえるということが、単純に嬉しかった

松本では、改めて、今回、このKINOの楽曲を担当された感想を聞かせていただけますか?

宮内はい。そうですね。
まずは、たっぷりとお時間をいただけたお仕事だったので、
僕としては腰を据えて曲づくりが出来ました。
秋本さんとも何度もやり取りをして、じっくりと作業ができたと思います。

秋本そうですね。何度も議論しましたね。

宮内あとは、映像のある作品なのに、今回はまず曲から作らせてもらえたことも嬉しかったです。
その点、とても自由に曲づくりをさせてもらいました。
なかなか、珍しいことでしたね。
縛られずに自分の好きなように音楽を作らせてもらいました。

ぼくが実際に小学校のときに使っていたリコーダーも引っぱりだしました

松本普段はあまりされないというSE(※映像に使われる効果音)のお願いまでしてしまいました(笑)

宮内はい(笑)
でも、今回それが収穫というか、自分にとってもよい経験になったと思っています。

宮内キャラクターの細かい動きや電車など、色々なところにSEが散りばめられています。
例えば、木琴やホイッスルなど、すべて楽器を使って作ってみました。
ぼくが実際に小学校のときに使っていたリコーダーも引っぱりだしました。
遊んで作ったような音もあったんですが、そんな音もしっかりと使ってくれて嬉しかったです。(笑)
そのへんも楽しみながら観てもらえればと思っています。

松本そうですね!ぜひ、見てくださる方にはその辺りも意識してほしいです。
ほんとに素敵に仕上げていただいたので。

松本アニメーション制作のシミズタカハルさんも、
SEについてはとてもこだわりをもっていて、
どんどん要求が高まってしまいました(笑)

宮内「変な音をたくさん欲しい」と言われて、色々と作りましたね。
僕もSEは専門ではないので手探りでしたが、楽しい要求でした(笑)

松本その他、意識したところってありますか?

宮内そうですね。
曲の”質感”みたいなことは大事にしたいなと。

松本質感というと?

宮内僕自身のやっている、やりたいと思う音楽が実際にそうなのですが、
うつくしいものというよりは、親しみを感じてもらえるようなものにしたいというのはありました。

宮内今回みたいにこういった題材をひとつのアニメーションとして
仕上げるということはとても素敵なことだと思います。

宮内なんかこういうことって、辛い状況を理解してもらうことも大事なんですが、
まずは興味をもったりとか、それこそこういったKINOのキットに触れたりすることから
初めてもらった方がポジティブでいいなあと思うんですよね。
なのでそのきっかけづくりになるような雰囲気を意識して、制作を進めました。

秋本なるほど。

宮内それでも、辛い内容の部分はなるべく自分も悲しい気持ちになって演奏してみました(笑)

松本・秋本ありがとうございます(笑)

松本今回、こうして宮内さんにお願いすることができて、わたしたちもとても嬉しかったです。
これから、このアニメーションを使って、
KINOのことをもっと世の中の人に知ってもらえるよう励んでいきます。

松本本当にありがとうございました。

宮内こちらこそありがとうございました!

宮内優里さんへのインタビューの中で、こんなお話がありました。
「自分は好きなことをやっているだけで、農業や林業に携わる人や、
世の中に貢献しようとしている人たちのほうが偉いと思っている。」と。

そんな謙虚で身近に感じられるような人柄が、
今回の曲づくりにも生きていて、それが映像全体の雰囲気に反映されているような、
そんな気がしています。

素敵な楽曲があってこその、このアニメーションができていることを改めて意識して、
今一度、聴いてみてください。
(文・撮影:秋本)

宮内優里

音楽家。1983年、和太鼓奏者の父とジャズシンガーの母のもとに生まれる。これまでに5作品のアルバムをRallye Labelよりリリース。アルバムには高橋幸宏、原田知世、小山田圭吾、星野源等をはじめ、国内外問わず様々なアーティストとのコラボレーション作品を収録。ライブではギターと打楽器を中心に様々な楽器の音をその場でサンプリング/ループし、たった一人で演奏する”音の実験室”ともいうべき空間を表現する。近年は、TYTYT (高橋幸宏+宮内優里+高野寛+権藤知彦)としてのライブ活動、海外アーティストi am robot and proudとのライブ/作品でのコラボレーション、国内外アーティストのリミックス/プロデュース、映画/CMへの楽曲提供など、活動の幅を広げている。

http://www.miyauchiyuri.com

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